5年目で初めての「4番投手」で臨んだ日本ラスト登板を、日本ハム大谷翔平投手(23)はひとりで投げ抜いた。今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する意思を固めている大谷が4日、オリックス25回戦(札幌ドーム)に先発し、2安打、10奪三振で今季初完封勝利を飾った。

 ▼大谷が10三振を奪って完封勝ち。51年藤村も勝利投手だったが、4番投手で完封勝ちは44年7月29日清水秀雄(近畿日本)が7月29日産業戦で記録して以来、73年ぶり。2桁奪三振で完封した4番投手となると、39年11月13日ライオン戦で11三振を奪って完封した亀田忠(イーグルス)以来、78年ぶりだ。ちなみに、4番投手の完封は野口二郎の16試合を筆頭に1リーグ時代に10人いる。