ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木千隼投手(23)は、先発で7回5安打3四球2失点(自責1)で勝ち負けはつかなかった。

 この日が1年目の公式戦最終登板だった。序盤は変化球が多くなりカウントを悪くする場面があった。3回までに2点を失ったが、4回からは0を続けた。

 開幕前は思うようなボールが投げられず、悩みが深まった。7月からは約2カ月間、2軍も味わった。だが、9月中旬に1軍に復帰してからは4戦2勝の負けなしで終えた。

 1年目を振り返り、「ファームで過ごした時間で、いろんな先輩やコーチ、トレーナーの皆さんからアドバイスをいただき、頭の中を整理できました。有意義な時間でした。プロは甘い球は簡単に打たれる。抑えられていたアマチュアとは大きく違いました。変化球、変化球というスタイルになってしまった。直球中心に、強い直球を投げるスタイルの方がリズムは良くなる。もう1回、目指したいです」と、来季へ向けた課題を口にした。