阪神ドラフト7位ルーキーの長坂が、才木との新人バッテリーでプロ初出場を果たした。

 8回には内角を攻める強気な配球で才木をリードし、2死満塁のピンチを切り抜け、9回はドリスと組んで3人で試合を終わらせた。長坂は「緊張しました」と笑顔で振り返り、ワンバウンドを止めたシーンには「止めるのが仕事ですし、僕はそういうところを完璧にしないといけないですから」ときっぱり。「まだまだやらないといけないことは多い。試合に出られるようにやっていきたい」と目を輝かせていた。

 ◆長坂拳弥(ながさか・けんや)1994年(平6)4月28日、群馬・富岡市生まれ。小学3年で野球を始め捕手一筋。高崎健康福祉大高崎では甲子園に2年夏と3年春(4強)に出場。東北福祉大を経て16年ドラフト7位で入団。今季は2軍で71試合に出場し打率1割7分3厘、1本、15打点。173センチ、78キロ。右投げ右打ち。