第4週の未消化試合が行われ、立正大がサヨナラ暴投で勝ち点を2に伸ばした。

 4回裏、立正大は1死二塁から井橋祐貴外野手(4年=関東一)の二塁適時打で先制するも、5回表には東洋大、西川元気捕手(4年=浦和学院)の本塁打で同点に。5回裏には立正大が1死一塁から小郷裕哉外野手(3年=関西)の右中間を破る適時三塁打で勝ち越したが、7回表には再び東洋大が同点に追いついていた。

 9回裏には2死一、三塁から東洋大、甲斐野央投手(3年=東洋大姫路)の初球が暴投になり、サヨナラ勝ち。坂田精二郎監督(43)は、「こういう形は予想していなかった。でも、何とかつなぐ気持ちをもって戦ってくれた。試合を重ねるごとに成長している。きっと戦国東都がそうさせてくれているのかな」と、話した。

 投げては先発の鈴木友也投手(3年=越ヶ谷)が6回2/3を投げ東洋打線を3安打1失点に抑え好投。抑えの釘宮光希投手(3年=日大三)も好救援し、今季3勝目。坂田監督は、「鈴木は(7試合目で)やっとやってくれました。鈴木-釘宮というウチのスタイルができましたね」と、第7週の日大戦へ、手応えを感じていた。