オリックス吉田正が、今オフも「室伏道場」の門をたたく。陸上ハンマー投げでアテネ五輪金メダリストの室伏広治氏(43)に2年連続の弟子入りを予定していることが17日、分かった。吉田正は「1年やっただけでは分からない。継続しないと意味がない。シーズン中も定期的に連絡を取り合っていた」と再び指導を受けることを明かした。

 室伏氏に直筆の手紙を送ったことで今年1月に異例の顔合わせが実現。筋力や体のバランス、安定性などを鍛える動作を教わった。「新しい発見ばかり」と目を輝かせたが、その時は3回ほどしか通えなかった。「次は10回くらいと思っている。もう少し通って理解できたら、自分で器具を用意できたりすると思う」。

 2年目の今季も腰痛による出遅れで64試合出場と苦いシーズンだった。候補入りしていた11月の日本代表戦は体調面が考慮され、球団との話し合いの末に辞退。万全の体で来季こそ年間通した活躍を目指すため、再び“室伏メソッド”を注入する。