駒大が青学大に連勝して勝ち点4とし、優勝を決めた。

 主将の米満一聖外野手(4年=敦賀気比)が、好守で勝利をつかみとった。9回裏に1点を返されなおも2死一、三塁で打球は中堅へ。米満が全力で背走して捕球すると、その勢いでフェンスに右膝から激突した。痛みで動けず担架で運ばれる幕切れ。それでも、治療を終えると、笑顔で記念撮影に合流した。

 大倉孝一監督(55)が指揮を執って2季目での優勝。米満は「最後まで諦めない、と監督に毎日言われているので」と、教えを体現したプレーを振り返った。打撃でも、1点を追う3回に同点の適時三塁打を放ち、次打者の安打で生還と、流れを変える活躍ぶりだった。

 まだ入れ替え戦(11月)が残る。米満は「最後なので、監督の教え通りやり抜きたい」と、15年秋以来の1部復帰へ意気込んだ。