中日のルーキー京田が侍ジャパンで二塁に挑戦する。20日、ナゴヤ球場での秋季練習中に、西山球団代表から11月の「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」に向け、二塁の準備をするように通達された。遊撃のレギュラーとして今季141試合に出場した京田は「複雑ですね…」と苦笑い。シーズン中も意識してきた同じ新人の西武源田に本職を明け渡すかたちとなった。

 高校、大学でセカンドの経験はなく、プロでの経験もオープン戦での3試合のみ。慣れないポジションに「遊撃より難しいと思う。明日(21日)から奈良原さん(内野守備走塁コーチ)、荒木さんに聞きながら練習したい」と前を向いた。2人は今季、新人安打記録も争った。源田は歴代3位の155安打をマーク。京田は149安打に終わり、数字で負けた。新人コンビで二遊間を組む可能性は高い。悔しさはプレーで返し、存在感を示す。