広島薮田和樹投手(25)は3点リードを守れなかった。初回からやや不安定。3回1死満塁はロペスを投ゴロ併殺にしとめてしのいだが、4回に筒香にソロ弾を浴びて1失点。続く5回は四球と二塁打でピンチを招き、桑原に三塁線を破られて同点にされた。

 ここで緒方監督が迷わずベンチを出て、九里への交代を告げた。九里も止められず、この回計3失点で一気に逆転を許した。

 今季15勝3敗と活躍した薮田は、18日のファイナル初戦で5回完封勝ち(降雨コールド)して以来、中4日の先発だった。シーズン中は未経験の登板間隔だったが、その影響を隠せなかった。