日本ハム石川直が新フォームで、来季は先発でのフル回転を目指す。フェニックス・リーグ中日戦に先発。6回を散発4安打無失点で、2回をのぞき毎回三振を奪う快投を見せた。「結果的にはゼロだけれど、内容は良くなかった」と辛口も、制球力の向上へ着手した新たなフォームには手応えをつかんだ。

 今季終盤9月3日ロッテ戦(ZOZOマリン)でのプロ初先発を控えたタイミングで、フォームを微調整。同26日オリックス戦(京セラドーム大阪)の試合中には再びフォームに変化を付けて試運転し、新たな変化を見いだした。「まだ完全ではないけれど、うまくいけばコントロールが良くなる」。的に見立てた左手を、これまでより早く打者に向かって差し出すことで、制球力アップを重視した。今季は37試合に登板。9月以降は3試合に先発も、プロ初勝利はつかめなかった。「先発で使ってもらっているので」と4年目の来季は、先発ローテーション争いに堂々加わっていく。