阪神が外れ外れ1位指名で仙台大・馬場皐輔投手(4年=仙台育英)の交渉権を獲得した。ドラフト1位指名した早実・清宮幸太郎内野手(3年)の交渉権は7球団競合の末に日本ハムへ。外れ1位では履正社・安田尚憲内野手(3年)を指名したが、3球団競合の結果、交渉権はロッテへ。馬場の指名もソフトバンクと競合したが、最後は金本知憲監督(49)が左手で当たりクジを引き当てた。

 金本監督は「1回目、2回目は(先に引かれて)当たりクジがなかったんでね…。3回目は僕が先に引いたので、それを外したら嫌だなと思っていました。ホッとしたのが1番ですね」と笑顔。馬場の印象を問われると「馬力がある。球速も150キロを超えてタフなピッチャー」と絶賛した。

 ◆馬場皐輔(ばば・こうすけ)1995年(平7)5月18日、宮城・塩釜市生まれ。塩釜三小3年から野球を始め、塩釜三中では七ケ浜シニアに所属。仙台育英では2年秋からベンチ入りし、3年春、夏の甲子園出場。仙台大で1年春から先発し、リーグ通算15勝5敗。180センチ、90キロ。右投げ右打ち。家族は両親と妹2人。