阪神掛布雅之前2軍監督(62)が27日、オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)に就任した。

 兵庫県西宮市の球団事務所を訪れ、1年契約を交わした。今後は他球団のキャンプや1、2軍の試合などを視察し、オーナーに助言する立場になる。「2軍監督を含めた4年間で、育成の難しさを感じている。他球団がどういう方法で育成しているかに興味がある。自分の野球人生にとっても、プラスになると思う」と話した。

 26日のドラフト会議では7球団競合の末に、日本ハムが早実・清宮の交渉権を得た。中学時代から知る掛布SEAは「まず日本でチームを勝たせる結果を残し、胸を張って、メジャーに挑戦してほしい。それがタイガースからだったら、1番よかったのですが…」とエールを送った。