中日にドラフト2位で指名された青藍泰斗・石川翔投手(17)が、ご褒美の約束を取り付けた。28日、名古屋市内で同5位の中京大中京・伊藤康祐外野手(17)、OBの山本昌氏、山崎武司氏とともに地元のテレビ番組に生出演。AKB48小嶋真子のファンだという石川に、AKB48グループと親交がある山本昌氏が「5勝挙げたら会わせてあげるよ」と約束。最速151キロ右腕は「モチベーションになる。5勝します!」とノルマ達成を誓った。

 AKB48のグッズを持った自身の写真がビジョンに映し出されると、緊張していた表情が笑顔に変わった。石川は「顔が、どタイプなんです」と「こじまこ」一筋を告白。握手会やコンサートに行った経験もあり、中3のときには友人に「AKBに会うためにプロになるわ」と宣言していたという。その後の3年間で、本当に高校球界屈指の本格派右腕に成長。女神のパワーは絶大だった。

 番組内でドラフト1位のヤマハ・鈴木博志投手(20)から「一緒に盛り上げていきましょう」とメッセージを受けた。しかし、自他共に認める負けず嫌いの17歳は「ライバルなので、負けないように頑張ります」と応えた。負けん気も十分。念願の対面を果たすため、1年目から白星量産を狙う。【宮崎えり子】