第2の桑原よ、出てこい! 阪神矢野2軍監督が高知秋季キャンプ初日の2日、鳴尾浜で残留組による秋季練習をスタートさせた。リハビリ中の選手も含むが、今回のメンバー計15人は高知行きを逃した形。2軍指揮官は「すごい悔しさだったり、いろんなものを持っていると思う。クソーッという思いで練習はできる」と奮起を促した。

 1年前を振り返れば、秋季キャンプに参加しなかった桑原が今季大ブレークした。「今まで(試合出場の)可能性が低かった選手が試合に出てきたケースはいっぱいあった。原口だってそうだし、太一(岡崎)だってそう。桑原だって今年これだけやった。原口が4番を打つとか想像できなかったでしょ? ここにいる選手だってチャンスはあるわけだから」。今年は投手では榎田、野手では今成らが残留組。中堅組の巻き返しにも期待した。