DeNAドラフト8位で東北福祉大の楠本泰史(22)が6日、仙台市内の同大学で指名あいさつを受けた。仙台6大学野球リーグでは通算99安打を放ち、大学日本代表では4番も経験。「日本シリーズ第1戦を見た瞬間から、今の能力ではまだまだ活躍できる力はないと感じた。まずは体を大きくすること。目標は1年目から1軍の舞台に上がりたいです」と決意した。チームの印象に関しては「選手とファンの一体感がすごくて、ともに戦っている。友達もみんな日本シリーズを応援していました」。小中学校時代は横浜で過ごし、ベイスターズジュニアや青葉緑東シニアでは、楽天の松井裕樹投手とも同じチーム。思い出深い地でのプロ生活を心待ちにした。

 訪問した吉田孝司スカウト部長も「広角に打てるバッティングを評価した。中軸や1番も打てる中距離ヒッター。守備は外野手でと思っている」と期待を寄せていた。今月下旬には本契約を結び、同25日のファンフェスタで姿をお披露目する予定だ。