日本ハム大谷翔平投手(23)のメジャー挑戦が正式に決定した。10日、都内のホテルで球団に希望を伝え、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を承認された。会談後、竹田憲宗球団社長(61)栗山英樹監督(56)が会見を開き、送り出す側の思いを語った。

<栗山監督と一問一答>

 -メジャー移籍希望を実際に聞いて

 栗山監督 本当に、彼のためにしてあげられたのかなと思う中で、彼の感謝の気持ちが伝わる感じだったので、そこは何かホッとしたというか、うれしかった。世界一の選手になると、こっちは信じている。

 -二刀流は当初否定的な意見ばかりだった

 栗山監督 僕だけではなくて、球団みんなが彼の力を信じていた。一切ぶれることはなかったし、絶対にできると思った。

 -今後どういう選手になって欲しいか

 栗山監督 絶対にみんなの度肝を抜くんだと思ってやってきた。アメリカにいっても同じように、ファンの度肝を抜いて欲しい。

 -世界一の選手になれると確信したのはいつ?

 栗山監督 僕はぶれなかった。高校2年生の夏前の予選で初めて翔平の投球を見て、センバツで打撃を見て、絶対にいけると思っていた。最初に感じたものは、入ってきてからも変わってないし、今も変わってない。ただそれが全部出ているのかといったら、出ていない部分もあると思う。