韓国プロ野球を代表する強打者で、今季限りで現役を引退した李承■(■は火ヘンに華)氏(41)が20日、ソウル郊外の水原で講演し、ロッテ、巨人、オリックスでプレーした日本での思い出などを語った。聯合ニュースが伝えた。

 巨人でスランプに陥ったときに、コーチから「今日ノーヒットだったら2軍行き」と通告されたという。試合では無安打だったが「『顔つきが変わったのでこれからも頑張ってくれ』と1軍に残してくれた」というエピソードを披露して懐かしんだ。

 韓国プロ野球で2003年にシーズン56本塁打の新記録を樹立。04年から11年まで日本でプレーした。今後については「環境に恵まれず野球ができない子どもたちを助けたい」と話した。