ヤンキースのGM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(43)が、ヤ軍が日本ハム大谷翔平投手(23)の獲得に乗り出した場合、交渉に出馬する可能性が出てきた。当地で野球教室を開き、ポスティングシステムによるメジャー挑戦を表明した大谷について「どのようにプレーしていくのか興味深い」と言及した。

 日本ハム大谷が松井氏からのエールに恐縮した。「ありがたいですね。(メジャーで二刀流が)できないだろうとは言わないと思いますし、気を使ってくださっている」と感謝した。松井氏がヤンキース時代の09年にワールドシリーズMVPに輝いた時は興奮しながらテレビ観戦していたという。「すごかった。見ていてワクワクした」と、憧れ続けてきた大打者からの太鼓判に笑顔を見せた。

 20日も2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で手術した右足首のリハビリメニューを消化。術後初となるキャッチボールも実施した。「案外、普通に入っていけました」と、15メートルほどの距離ながら納得の表情を見せた。今後はメジャー使用球も「交えながら」と、調整の中で取り入れる予定。代理人のバレロ氏からすでに受け取っており、メジャー移籍へ、できる準備を進める。