メジャー移籍を目指し、ロッテから海外FA権を行使した涌井秀章投手(31)が23日、去就決定には時間がかかるとの見通しを明かした。ZOZOマリンで行われたファン感謝デーに参加。サイコロの出目で話題を決めるトークショーに臨んだ。「気になってしょうがない話」を出した田村から「ワクさんの行方が気になる」と振られた。すかさず「私にも、まだ分かりません。ものすごく(時間が)かかると思います」と答えた。最後は「どんな形になっても、自分が決めたこと。後悔したくない。皆さんの応援が力になる。どんな形でも応援して下さい」とファンに呼び掛けた。

 4年間、在籍したチームへの愛着は深い。この日ばかりは「ロッテ涌井」として過ごした。全イベントを終えると「中ぶらりんの状態だから、特に何も言えないです」と控えめ。球団には宣言残留も認められている。長期化覚悟で、悔いのない決断を下す。