阪神鳥谷敬内野手(36)がタイ西部の、ミャンマーとの国境に近い難民キャンプを訪問していたことが26日、分かった。15年に発足した一般社団法人「レッドバード」の理事を務めており、アジアの恵まれない地域の子に靴を届ける活動を継続中。今月中旬、日本財団の協力で現地入りし、約500足の靴を寄付した。

 初めて訪れた異境の地では、ミャンマー国内の紛争から逃れた人々が肩を寄せ合って生きていた。靴を持ち込むと歓声が上がり、拍手する子もいた。鳥谷は「子供たちの笑顔であふれていて、こちらまで暑さを忘れて、笑顔で見入ってしまいました」と振り返った。