オリックスがあらためて、マーリンズからFAのイチロー外野手(44)にラブコールを送った。西名弘明球団社長(73)が27日、都内で「彼は特別な存在。ぼくたちは早く帰ってきてほしいと思うけど、これは彼の意思が決める問題」と本人の意思を最大限尊重した上で、球団として待ち続ける不変の姿勢を示した。

 00年オフの移籍後、イチローはメジャーでも歴史を塗り替える活躍を続けてきた。一方で国内での勇姿は09年第2回WBCが最後で、イチローのプレーを体感した年少の野球ファンは少なくなっている。「野球界だけじゃなく、盛り上がるんじゃないかな? イチロー選手の野球を見てない人もけっこう、増えていると思うよ」と同社長は力説した。