楽天の嶋基宏捕手(32)が4日、仙台市内で小学5、6年生180人にトークショーを行った。法務省と全国人権擁護委員連合会が全国で開催する「移動人権教室」にユニホーム姿で“先生”として登壇。先発だけでなく、ベンチの選手、スタッフらを思いやりながら戦う野球に例えながら「お父さん、お母さん、仲間など、常に相手の気持ちを考えないとダメ。感謝の気持ちも忘れてはいけない」と呼び掛けた。

 質問タイムで「幸せなことは?」と問われると「お客さんや、みんなが喜んでくれることがうれしい」と、来季も勝利を重ねることを約束。「給料が上がった時もうれしい。この後、契約の交渉があるので、ニュースで楽しみに見てください」と笑わせた。

 スーツ姿で臨んだ契約更改では、現状維持1億円(推定)の1年契約でサインした。今季は4年ぶりのCS進出も、個人的には腰痛などで離脱することもあり満足していない。「ホークス、カープの優勝パレードを見て、もう1回やって、感動をファンのみなさんと味わいたいと思った」。13年以来となるリーグ制覇の気持ちを、さらに高めた。【鎌田直秀】