巨人畠世周投手(23)が6日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、2倍増の年俸2400万円でサインした。

 ドラフト2位で入団した1年目の今季は、昨年11月に右肘遊離軟骨の除去手術をした影響で開幕には間に合わなかったが、7月6日広島戦(マツダ)でデビュー。7月19日中日戦でプロ初勝利を挙げると、ローテーションの一角をつかみ、13試合6勝4敗、防御率2・99をマークした。

 畠は満面の笑みで会見場に登場。「こんなにカメラを向けられると思わなかったので、笑っているというより引きつっています」と苦笑いした。

 来季の目標は「1年間ローテーション死守」「2ケタ勝利」「防御率2・50以下」に設定した。「しっかりと評価していただいたと思います。まだ完投していないし、1年間しっかりローテを守っていない。来年以降、力をつけて1年間やり遂げるのが大切。投手の基本はストレートなので、ストレートの質、コントロール、投げるスタミナをこの冬で向上させていきたい」と語った。(金額は推定)