ロサリオが大暴れしてもなんくるないさ~。阪神が春季キャンプで使用する沖縄・宜野座村野球場の命名権をホテル事業などを営む「株式会社かりゆし」が取得したことが22日、分かった。年間500万円以上の収入が見込まれ、球場の運営資金になるもようだ。宜野座村関係者は「これから球場の設備整備、維持に充実を図れる」と明かした。

 新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28=ハンファ)は韓国で2年連続3割30発100打点の大砲だ。キャンプでパワーあふれる打撃を披露することが確実。想定外の飛距離を見せた場合、「ロサリオネット」を増設する必要に迫られる。だが命名権の資金があれば素早い対応が可能。加えてロサリオ旋風が起こった時に、警備員の増員などもスピーディーに動けそうだ。

 球場施設が充実すれば、将来的にはオープン戦の開催も現実味を帯びる。現在の同球場設備では、練習試合を行うことは可能だが、オープン戦は組めない。だが命名資金で整備が進めば、開催に前進する。球場の正式名称は2月1日のキャンプインまでに選定する予定だ。18年キャンプはロサリオの動向に注目が集まる。安全面の問題が生じなければ、ファンも安心して、アーチ連発を見学できる。