低反発プロテクターで進塁食い止めます! 来季3年目を迎える阪神坂本誠志郎捕手(24)が球界初となる低反発プロテクターの導入を検討していることが25日、分かった。

 実際に試してみた坂本は「ピッチャーのためを思ったら、少しでもランナーが進まないように。(胸のプロテクターの)形と中に入っている素材を変えてもらいました。着けたときの感触とかはシーズン中と変わらないです」と感想を話した。捕球体勢に入る際にプロテクターと体の間に空洞ができ、衝撃を吸収。ワンバウンドのボールを大きく弾かないようにする仕組みだという。

 メーカー担当者は「(坂本は)道具への意識が高いですね。ミットも、投手によって変えている」と明かした。今季は赤、青、オレンジの3種類のミットを使用。投手が気分よくマウンドに立てるように工夫を凝らしている。「ピッチャーから要望があれば、できる範囲でメーカーの力も借りて、応えたい。いい結果が出るように、道具の面でもやっていきたいです」と坂本は力を込めた。新型の低反発プロテクターは春季キャンプから試す予定。梅野や原口らとの正妻争いに、秘密兵器を持ち込む。【真柴健】