楽天美馬学投手(31)が“仙一魂”の継承を誓った。11日、都内で自主トレを公開。ランニング、遠投などで汗を流した。亡くなった闘将・星野仙一氏について報道陣に聞かれると「見てくれていると思うので恥ずかしくないようなピッチングをしたい。向かっていく姿勢をずっと見せていきたい」と誓った。

 10年ドラフトで2位指名された恩がある。「逃げるな」「戦う姿勢を常に持て」と言われ続けた。星野氏が嫌った四球は昨年171回1/3で33個。9回あたり1・73個と逃げなかった。「最初のころ、四球がらみのピンチが多かった。絶対にやめろと言われてきて、やっと去年くらいからできるようになってきた」。

 昨季終盤に球速が5キロほど低下した原因となった腰回りの腸腰筋、中殿筋を今オフは徹底的に強化。「ブルペンで投げても安定感が良い。ランニングをしても疲れが出てないですし。成果が出てきた」と手応えを口にした。【千葉修宏】