プロ野球の12球団監督会議が25日、東京都内で開かれ、今季から判定に異議がある際に監督が映像による検証を要求できる「リクエスト」制度や投球せずに敬遠四球にできる「申告敬遠制」の運用、投球動作の「2段モーション」を反則投球とはしないとのルールブックの変更について日本野球機構(NPB)側から説明を受け、意見交換を行った。

 座長を務めた楽天の梨田昌孝監督は「やる以上は従うだけ。(申告敬遠制は)現役時代にあったら面白いなと思っていた」と話した。コリジョン(衝突)ルールが導入された2016年にはシーズン中に運用基準が変更されるなど混乱があった。広島の緒方孝市監督は「キャンプ前に話し合うことは大事。コリジョンルールの二の舞いにならないように」と語った。ソフトバンクの工藤公康監督は「毎年、国際大会がある。ルールが違うところがあるなら、早く順応していくのがいい」と前向きだった。

 また、NPB側は国際基準に合わせるため、日本ではイニング間にベンチ前で行っているキャッチボールを19年シーズンから禁止したいとの意向が伝えられ、現場に理解と協力を求めた。

 監督側からはセットポジションのときのボークの判定が厳し過ぎるとの意見が出された。