西武の宮崎・南郷キャンプ2日目、一番キャッチボールの球が速かったのは、ファビオ・カスティーヨ投手(28=ドジャース)だ。

 同じく新加入のニール・ワグナー投手(34=メッツ3A)とペアを組むが、至近距離からも速い球を投げていた。記者には全力に近いように見えたが、本人いわく「そんなに強く投げてないよ。60~70%ぐらいだね」。2年前に103マイル(約166キロ)を出した右腕は、大したことないと言わんばかりだった。

 キャッチボールでも強く投げるのは、ちゃんとした狙いがある。「キャッチボールで1日の調子を見るんだ。肩が張っていれば強くは投げないし、緩んでいれば強く投げて張りを持たせるんだ」。この日は、初のブルペン投球も行った。「50%ぐらい」の力で、48球。100%にするのは、打者が立ってからという。リミッターが外れた時、果たして何キロが出るのだろう。【西武担当 古川真弥】