通算533犠打の世界記録を誇る巨人川相昌弘2軍監督(53)が、世界一の犠牲バントを披露した。

 4日、室内練習場での2軍の早出練習で、川相2軍監督によるバント講習が開かれた。冒頭は、バット持った選手へ身ぶり手ぶりで指導していたが、熱が増してくると、自らバットを手にした。約30球、右へ左へ線上に絶妙な犠牲バント。「できる、できないじゃ大違い。バントができれば1軍に上がれる。自分のため、チームのためにやっていこう」と語った「世界一のバント職人」に選手は目がくぎ付けだった。【巨人担当 桑原幹久】