西武の宮崎・南郷キャンプは、7日で第2クール2日目を終えた。この日、一番長いサイン待ちの列をつくったのは、菊池雄星投手(26)だ。

 サインを求める列は50メートルほどに及んだ。練習を終えた菊池は20分以上をかけ、1人1人にペンを走らせた。写真撮影の求めにも、快く応じた。球団発表によれば、来場者は880人。「去年より増えたんじゃないですか」と、熱心なファンへのサービスを忘れなかった。

 練習では、前日に続きブルペン入り。捕手が立って27球。捕手が片膝立ちで12球。最後は、捕手が座って31球を投げた。「5、6割の力」だった第1クールよりも、力強い球に見えた。「まだまだ。タイミングが合ってくれば、勝手に力感は出てきます。(どのぐらいの力で投げるかは)意識してないです」。今クールから打撃投手を務める投手もいるが、菊池は登板予定はない。キャンプ終盤の紅白戦を見据え、調整を進めている。【西武担当 古川真弥】