ヤクルトのベテラン石川雅規投手(38)が、ブルペンで136球の投げ込みを行った。

 捕手の後ろから小川監督も見つめる中、直球と変化球、クイックなどを交えて投球。他の投手陣が続々と投球練習を切り上げる横で、実戦を想定しながら一番奥のブルペンで黙々と投げ込んだ。

 「いいボールも悪いボールもありました。実戦が近いですから。真っすぐと同じ腕の振りで、いろいろなボールを投げたい」とテーマに取り組んでいる。

 昨季は02年のデビュー後、自己ワーストとなる14敗(4勝)を喫した。

 「実戦で抑えないと意味がない。しっかりと準備したい」と言った。

 7日から、7年ぶりに復帰した青木宣親外野手(36=前メッツ)がチームに合流した。

 石川は「対戦する時にはどういう風に見えるとか、いろいろ聞きたいことがある。いるだけで僕たちも刺激になる」と歓迎する。【遊軍・前田祐輔】