広島キャンプ休日の9日、新人3選手がキャンプ地である宮崎・日南市の観光体験を行った。

 ドラフト1位の中村奨成捕手(18=広陵)、同2位の山口翔投手(18=熊本工)、同3位のケムナ・ブラッド誠投手(22=日本文理大)はまず、チョロ船に乗船。昭和の中頃まで沿岸漁業で使われていた木造帆船の上で、日南の風景を楽しんだ。続いては、みやざき地頭鶏の炭火焼きを煙まみれになりながら実演し、試食を行った。

 中村奨は「日南は自然が豊かなところだと思った。船に乗っていて心が落ち着いた。歴史を感じる。次に住むなら宮崎でもいいかなと思った」と笑顔。山口は「ようやくキャンプの生活に慣れてきた。船も地鶏も初めて尽くし。地鶏は本当においしかった」。5歳から高校生までを日南で過ごし、近所に実家があるケムナは「ここでゆっくりするのは4年ぶり。船は小5くらいに乗ったことがある。懐かしい風景を見ながら、いろんな思い出がよみがえってきた」と話した。