日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手(18=早実)は14日(日本時間15日)、正面から上げたトスを背番号と同じ21球打って、米アリゾナ州での1次キャンプを打ち上げた。「前からの球を打つのは久しぶりなので、どうなるかなと思っていましたけど、悪くはなかったかなと思います」と、感触を口にした。

 1次キャンプでは右手親指打撲の影響で、終盤まで打撃練習を再開できなかった。守備や走塁に時間を割き「初日に比べれば形になってきたかなと思う。根本的なところから守備を見つめ直すことができたし、いろいろな形を学ぶこともできたので、今までにない新鮮な時間だった」と、充実した日々を過ごした。

 この日の夜に、チャーター機で2次キャンプ地の沖縄へ向けて出発する。「バッティングのペースもだんだん上がってくると思いますけど、自分のペースを崩さずに最大限の力を試合前に出せるように頑張りたいと思います」と、ステップアップへ意気込んだ。