日本ハムが14日(日本時間15日)、米アリゾナでの1次キャンプを打ち上げた。最終日に期待の新外国人投手2人が初めて打撃投手を務めた。まずは中継ぎ、抑え候補のマイケル・トンキン投手(28=ツインズ)が登板。森山、谷口という左打者2人に計30球を投げて安打性は2本のみ。投げる球種も予告しながら空振りも奪うなど実力の一端を見せた。「いい感じ。最初としては良かった」。

 先発候補のニック・マルティネス投手(27=レンジャーズ)も登板。杉谷、西川と対戦。杉谷は直球系の動きの大きさに「めっちゃカットする」と、カットボールの変化量に驚きの声を上げた。西川もバットが折られるなど上々の内容。「いいアドレナリンが出た」とマルティネス。ともに実戦初登板は帰国後に予定されている。現地でのキャンプ最終日に一番輝いた新助っ人への期待度が、いっそう高まった。【日本ハム担当 木下大輔】