DeNAの開幕投手筆頭候補の今永昇太投手(24)が、フリー打撃登板を志願した。

 「しっくりきていないところがあった。投げる機会をもらって体のバランスを試した」。今キャンプでは、唯一2度目の打撃投手として投げた。プロ入り初対戦となった昨季首位打者・宮崎には、20球投げて3本の安打性。「どうしても強い球を投げたい気持ちが強くて、足を上げてから推進力がなく、キャッチャーに向かう力が弱かった」と、課題を口にした。

 2人目のドラフト8位楠本泰史外野手(22=東北福祉大)には、クイックを試した。「クイックではスムーズに投げられた。ということは、体の開きが早いということ」と、改善の糸口を見いだし、合計39球で終了。「明日、またブルペンで試したい」と、試行錯誤を繰り返しながら調整を進めていく。【DeNA担当 栗田成芳】