ヤクルトの石川雅規投手（３８）が２０日、あふれんばかりの探求心をのぞかせた。昼すぎにフラリとブルペン入り。石井弘寿投手コーチを相手に軽いピッチングを始めた。

　最初は元楽天監督の田尾安志氏に握りを教わったナックルを試投。「投げ始めが一番、感触が良かったんだよなぁ」などと言いながら、ああでもない、こうでもないと、さまざまな投げ方を試しながらナックルの練習を続けた。

　さらに「２段モーションもやってみよう」と、“解禁”となった２段モーションの投げ方も導入。あくなき探求心で、次々に新しい技術にトライした。

　ピッチングを終えた石川は「ナックルはまだ試合では投げられないですけど。いろんなボールとか、タイミングとか。何かのきっかけでうまくなると思ってるんで。そう思わないとやってらんないですから」と笑顔を見せた。

　２段モーションについては「２段モーションは今までやったことがないですけど、やってみたいと思ってるんです。打者のタイミングを外すということじゃなくて、しっかりとためをつくるという意味で」と説明していた。　【ヤクルト担当　千葉修宏】