侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が21日、沖縄市で行われた広島-ロッテの練習試合を視察し、広島の1、2番コンビを高評価した。20日に発表した「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」(3月3日・ナゴヤドーム、同4日・京セラドーム大阪)の日本代表入りした田中が「1番遊撃」、西川が「2番二塁」で先発出場した。

 1回は田中が四球で出塁すると、西川が犠打を決め、1死一、二塁から4番松山の左前適時打で田中が先制のホームを踏んだ。

 稲葉監督は「初回1打席目に田中選手がフォアボールを選んだ。1番バッターとして、この時期はどんどん振ってピッチャーとのタイミングを計りたいところですが、選球眼良く出塁した。そのあとの西川選手は、初球からバントをしっかりと決めて、2番もいけるというのを見せてもらいました。田中選手はセカンドに行って、ヒット1本で返ってきた。そういう機動力というのもしっかりと使えてましたし、順調に来ている感じはしました」と評価した。