ソフトバンク飯田優也投手(27)が中継ぎ投手としては異例の集中的な投げ込みを行っている。

 前日に140球を投げていた左腕は、21日も230球を投げ込んだ。汗を流しながら「150球を超えたあたりから球がいきだした。限界突破しました」と振り返った。

 18日の紅白戦では、2イニング持たず2失点で途中降板していた。この日のブルペンでは「実戦で考えすぎてだめだった。何も考えずに、勝負する気持ちで投げた」とがむしゃらに腕を振った。「腕を振れてなかったら僕じゃない。腕を振ってガッと来るから、バッターも怖いと思う」と持ち味を取り戻した。

 3連投となる22日もブルペン入りする予定で、3日間で500球を越える見込み。「人生初です」という集中的な投げ込みでフォームを体にしみこませ、巻き返しを誓う。【ソフトバンク担当 山本大地】