一番喜んでいたのは、ほかならぬ本人に違いない。中日桂依央利捕手(26)が23日、韓国・ハンファとの2軍練習試合に途中出場。16年11月に左膝半月板の修復手術を受け、これが約1年半ぶりの試合だった。6回の1イニングでマスクをかぶり、打席では左前打も放った。

 「だいぶ長かったです。時間がかかってしまった。ずっとリハビリからやってきて、やっとスタートが切れたかな、と。試合に出られるところまで来たので、ここからです」。15年の1軍デビュー以来、攻守に評価を上げて正捕手に近い位置にいた。長いトンネルを抜け、顔にもスマイルが戻ってきた。【遊軍 柏原誠】