日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が、持ち味全開でオープン戦デビューを飾った。オープン戦初戦の中日戦に9回1死から代打で登場し、空振り三振に倒れた。1月には右手親指を痛め、今月22日には急性胃腸炎と診断されるなどアクシデントが続いたが、実戦初打席で力強くバットを振り、待望のスタートラインに立った。

 清宮が打席に入る直前、珍しいシーンがあった。ネクストバッターズサークルから打席に向かう途中で引き返し、ベンチに戻った。何事かと球場は騒然となったが、バットに亀裂が走っていると気付き、新しいバットと交換したのだという。悠々とした姿には大物ぶりがにじみ出ていた。