ヤクルトが26日、沖縄・浦添での春季キャンプを打ち上げた。

 野手が並んでのロングティー後に全員で声を出しながらグラウンドを一周して、全メニューを終えた。今季から主将と選手会長に就任した中村悠平捕手(27)が「中身の濃い、充実したキャンプを行うことができました。もっともっと1球に対する執念、意欲をどんどん上げていきたい。昨年の悔しい思いをみんなで分かち合い、1年間頑張っていきましょう」とあいさつして、一本締めを行った。

 4年ぶりに監督復帰した小川淳司監督(60)は「90点から95点」とキャンプを総括。「今年のキャンプは全員が去年の悔しさを持って臨んでスタートした。厳しいキャンプになったと思う。量も多かったけど質も高い内容だった。1球に対しての気持ちというのはシートノックでも増えた。コーチが口うるさく指摘していた。キャンプの中でも1球に対しての意識は感じた。勝ちに対しての執念は非常に感じるものがあった。すぐに成果としてでるほど簡単にはいかない。継続して意識を高く持ってやっていきたい」と話した。