米メジャーのカブスからフリーエージェント(FA)となっていた上原浩治投手(42)が9日、巨人入団会見を行った。契約は1年で契約金1億円、年俸2億円(推定)プラス出来高払い。メジャー以外は引退する決意だったが、現役続行への情熱が勝った。他球団からもオファーを受けた中で古巣の熱意に10年ぶりの復帰を決断した。

 高橋監督は盟友の復帰に「何か縁を感じるような、不思議な感じなような」とうれしそうだった。頼もしい救援投手の加入を「経験、技術はずばぬけてある。もともと球速、数字は出ない投手なので(笑い)」と歓迎。「大ベテランだし、日本でも米国でも素晴らしい実績、いろいろな経験をしてきている。そういったものを今いる選手たちに伝えてもらえれば」と指南役としても期待した。