ロッテの先発ローテーション候補、右腕マイク・ボルシンガー投手(30=ブルージェイズ)がソフトバンク戦に先発。真っすぐの制球がいまひとつで4四球を与えたが、強力打線を4回1安打無失点に封じた。

 典型的なグラウンドボール・ピッチャー(ゴロで打ち取る投手)。直球はすべてカット回転をかけて動かし、鋭いスライダーでもボールを引っ掛けさせる。

 野球の記録サイト「ファングラフ」によると、ボルシンガーのマイナーを含む米球界通算「ゴロ・フライ比率(ゴロの総数をフライの総数で割ったもの。1より大きくなるほどゴロピッチャー)」は1・62を記録している。

 この日のソフトバンク戦でもゴロを打たせる持ち味は発揮。犠打と三振を除く10個のアウトのうち、7個をゴロで奪った。試合後は「今日はゴロでアウトに取る特長は出せた。次から直球の制球を修正していきたい」と話した。

 小林投手コーチは「今日はある程度は結果を出してくれた。真っすぐの精度がもう少し上がれば。無駄なボールがなくなればもう少しまとまってくる。今度はマリンのマウンドでどういうパフォーマンスを出してくれるか。ローテ候補? そのために球団も獲得してくれたので」と話した。