阪神金本知憲監督(49)が大勝にうれしい悲鳴だ。

 この日は昨季15勝を挙げたエース則本との対戦。

 4回までは球威に押されて無得点だったが、5回に1死一、二塁で糸原が左翼越え適時二塁打で2点を奪って先制した。6回は伊藤隼の右翼へのソロ本塁打などで2点を加点。難攻不落の右腕から4点をつかんだ。終わってみれば20安打12得点。特に1軍枠ボーダーラインの伊藤隼が4安打3打点、原口が4安打1打点と大暴れ。金本監督も「1軍枠、当落線上の選手たちがね。うれしい悲鳴ですね、これは」と声をはずませた。この日は若手主体のメンバーでラストゲーム。17日中日戦(ナゴヤドーム)から主力が本格参戦するだけに、数少ないアピール機会で若虎が発奮した格好だ。