首位広島に真っ向勝負だ。11日の広島2回戦には、プロ初先発が予定されている阪神ドラフト2位の高橋遥人投手(22)がスタンバイしている。

 「真っすぐが自分の中で軸となるボールなので、真っすぐで勝負しないといけないときが絶対くると思う。そこで投げ切れるようにしたい」

 6日の中日戦(京セラドーム大阪)から1軍本隊に合流しており、9日は投手指名練習に参加。キャッチボールやダッシュに加え、投内連係も行い「いつも通り、全然緊張せずに練習できました」と落ち着いた様子だった。プロ初登板が甲子園のマウンドになることに「当たり前のことではないので、いろいろかみしめて投げたい」と喜びを表現した。1月末にブルペン投球をチェックした金本監督が「スゴイわ。のびのびとド真ん中に回転のいい球をドーンと。アレ、打てないと思うよ」と評した左腕。虎党で埋まった本拠地でいよいよベールを脱ぐ。【真柴健】