やっぱりオリックスとは相性がいい。楽天カルロス・ペゲーロ外野手(31)が、3回に2号2ランを放ち勝利を引き寄せた。昨季のオリックスとの開幕カード(京セラドーム大阪)でも2発をマークしているなじみの場所で、勝負強さを発揮。チームの連敗を2で止めた。
見慣れた光景だった。1点リードの3回2死二塁。ペゲーロが放った打球は、打った瞬間にそれと分かった。ベンチ前でキャッチボールを開始した先発岸が、思わず「ほーっ」とため息をつくほど。あっという間に、右中間スタンドの上段へ吸い込まれた。
カウント1-1からの3球目だった。ど真ん中へ入ってきた直球を見逃すはずがない。完璧に捉え、勝負を早々に決定づけた。直近の7、8日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)で2試合連続無安打に終わっていただけに「結果が出ていなかったから、いいところで打つことができてよかったよ。神様のおかげだね」と笑顔でホームを踏んだ。
やっぱり、ここ京セラドーム大阪が好きなのだろう。昨季の開幕戦では、4-4の延長11回にバックスクリーンへ勝ち越しの決勝2ランを放った。その2日後となる開幕3戦目の9回にも中堅へ決勝の2ランをマーク。「雰囲気が好きだよ」と言うように、1年経過しても色あせない。破壊力満点のアーチで、チームの連敗を「2」で止めた。
この景色が見えていたのかもしれない。試合前、動体視力を鍛えるためのサングラス「Visionup(ヴィジョナップ)」を着用し、ボールをキャッチする練習を行っていた。レンズ上で映し出される点滅により、視界が遮られ、眼筋を刺激し、眼球の動きがスムーズになるもの。両眼を整え、この時を待っていた。
梨田監督は試合前のミーティングで「去年の開幕戦。ここからスタートした。タイムスリップするわけではないけど。思い出して」と話をした。17年シーズンは開幕4連勝を飾り、首位を独走した。縁起のいい球場? で英気を養い、ここから再浮上するだけだ。【栗田尚樹】



