中日が鮮やかな逆転勝ちで連勝を3に伸ばした。
0-1の5回。2死満塁から先発ガルシアの代打で出た阿部寿樹内野手(28)が、左中間への走者一掃の3点二塁打を放って逆転。そこから打線がつながり、一挙7得点で試合を決めた。4回までパーフェクトに抑えられていた左腕ハフを攻略した。
森繁和監督(63)は「それまで走者も出ていなかったし、チャンスがそうあると思わなかった。投手に回ってきたら代打と考えていた。阿部はずっと下で頑張ってやってきていたから」と今季初打席で殊勲打の阿部をほめたたえた。中日は開幕から代打陣が21打席(19打数)ノーヒットだったが、初安打が最高の場面で出た。
阿部はプロ3年目。一関一、明大、ホンダを経て15年ドラフト5位で入団。3拍子そろった即戦力だったが、2年間で20安打と目立った活躍はできていなかった。初のお立ち台はやや緊張の様子だった。「苦手ですね。かみやすいタイプ。普通に終わればいいなと思っていました(笑い)。手を出さないとヒットにならない。打てるところに来たら、悔いのないようにと思っていました」。大歓声を浴びた初体験を照れくさそうに振り返った。



