生涯阪神で最強助っ人目指します! 阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が16日、国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。「よそに行くつもりはサラサラない」と残留を約束。球団も前日15日に速攻で残留要請を行うなど、阪神ファンもひと安心の相思相愛だ。

 ◆国内FA権を取得した外国人選手 昨年のスタンリッジ(ロッテ)に続き、メッセンジャーで9人目。96年に取得した郭泰源(西武)が最初で、その後は04年ローズ(巨人)、08年ラミレス(巨人)、09年カブレラ(オリックス)、10年シコースキー(西武)、11年ミンチェ(許銘傑、西武)、フェルナンデス(西武)がいる。このうち、1球団で取得したのは郭泰源とミンチェ(取得後、オリックスに移籍)の2人で、セ・リーグでは初めてとなる。

 ◆日本人扱い 野球協約第11章(選手数の制限)第82条(外国人選手)4号に、日本国籍を持たない外国人選手の例外について「選手契約締結以後、この組織(日本プロフェッショナル野球組織)が定めるフリーエージェント(FA)資格を取得した者」とある。取得した年の翌年から外国人枠を外れる。FA資格は、出場選手登録日数が145日を満たしたシーズンが8年に達すると国内FA権、9年に達すると海外FA権を取得。145日に満たない場合は、すべてを合算して145日に達したものを1年として計算する。