NPBエンタープライズと女子野球連盟は25日、第8回女子野球ワールドカップ(W杯=8月22~31日、米国フロリダ州)に出場する侍ジャパン女子代表(マドンナジャパン)の選手を都内で発表した。

 ヤクルト川端慎吾の妹、川端友紀内野手(28=埼玉アストライア)や前回大会まで2大会連続MVPの里綾実投手(28=愛知ディオーネ)ら20人。履正社高の石村奈々投手(17)ら高校生3人を含むフレッシュな顔触れとなった。

 会見に臨んだ橘田恵監督(35)は「走攻守で最高峰の選手を選考した。国を代表して世界と戦う責任を持ち、全員が結束して6連覇を成し遂げたい」と意気込みを語った。複数ポジションを守れることも考慮に入れて選考を行い、キャプテンには出口彩香内野手(25=ハナマウイ)を指名する意向を示した。今後は6月28日から7月3日まで新潟で強化合宿を行い、本番に臨む。

 出場12チームは2組に分かれ、大会5連覇中の日本は、16年準優勝のカナダ、オーストラリア、キューバ、香港、初出場のドミニカ共和国と同じB組。A、B組の上位3チームがスーパーラウンドに進み、上位2チームが決勝に進出する。

 選手は以下の20人。

 ◆投手 里綾実(愛知ディオーネ)谷山莉奈(埼玉アストライア)水流麻夏(レイア)清水美佑(アサヒトラスト)田中露朝(尚美学園大)大野七海(大体大)石村奈々(履正社高)坂原愛海(京都両洋高)

 

 ◆捕手 船越千紘(平成国際大)緒方佑華(履正社RECTOVENUS)田端凜々花(折尾愛真高)

 

 ◆内野手 川端友紀(埼玉アストライア)出口彩香(ハナマウイ)田中美羽(アサヒトラスト)小島也弥(IPU環太平洋大)阿部希(ハナマウイ)吉井温愛(履正社RECTOVENUS)

 

 ◆外野手 三浦伊織(京都フローラ)中田友実(愛知ディオーネ)北山未来(履正社RECTOVENUS)