社会人野球の京都大会が開幕し、パナソニックがJR西日本に完封勝ちした。今秋ドラフト上位候補の吉川峻平投手(関大=23)が先発。初回に3四死球がからみ1死満塁のピンチを招くも、無失点で切り抜けると中盤から持ち直し7回2/34安打無失点。「最初は目に見えて球が浮いて、最後まで修正しきれなかった」と反省したが、勝利に貢献した。

 今月11日に成績不振により、梶原康司前監督(40)に代わり北口正光部長(50)が兼任監督として就任した。新体制初の公式戦勝利に、北口監督は「勝てて良かったです」と胸をなでおろした。

 パナソニックは今年創業100周年と節目の年。吉川もドラフトに向けて大事な年となるが「周りを気にせず上を目指していきたい。あくまで自分が選手として成長して、そういうところを評価していただけたら」とさらなる成長を誓った。