連敗脱出に向けて、ヤクルトが動いた。

 ドラフト7位松本直樹捕手(24)が、「8番捕手」で先発メンバーに名を連ねた。松本は丸亀-立大-西濃運輸をへて入団。遠投115メートルを誇る強肩と素早いスローイングが自慢で、1軍初昇格を果たした今月25日の阪神戦で9回の守備についてプロ初出場を果たしていた。

 試合前、小川淳司監督(60)は「ベテランと組んでどうなるか。石川と中村はずっと組んでいて、無意識のうちに傾向が出ていると思うので、1回替えてみようということです」と抜てき理由を説明した。

 プロ通算158勝と経験豊富な左腕と「将棋好き」のルーキー捕手のバッテリーが、2連敗中で借金4のチームを救えるか。